ユベントスはクラブに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチをインテルへ移籍させたことを発表した。
移籍金は2480万ユーロ(約36億6000万円)になる。
サッカーバブルのはじけた現在の移籍市場では非常に高額な移籍金になる。
リヨンついて取り上げた時に金で選手を買うクラブとしてインテル、レアル・マドリード、チェルシー、ミランを挙げた私であるがやはりズラタンの移籍は本当に嬉しい。
これで今夏の移籍市場でのインテルの採点は100点となった。
クラブの弱点を把握した上で無駄に選手を獲得することなく必要な選手だけを獲得する姿勢は以前のモラッティオーナーからは考えられない方針の転換であろう。
やはりインテルの会長職をファケッティ氏に譲りモラッティ氏自身はオーナー業に専念していることが移籍においてもいい影響を与えているのだろう。
それでもインテルで最も力を持っているのはモラッティ氏であることに変わりはないが。
さて現在の段階でのインテルのFW陣を見てみよう。
アドリアーノ(ブラジル代表)
ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン代表)
エルナン・クレスポ(アルゼンチン代表)
フリオ・リカルド・クルス(アルゼンチン代表)
オバフェミ・マルティンス(ナイジェリア代表)
アルバロ・レコバ(ウルグアイ代表)
以上の6人となる。
インテルの基本フォーメーションは2トップとなるだけにレギュラーとして試合に出場できるのは6人のなかでわずか2人だけということになる。
なんとも豪華なベンチ要員がまたしても出来上がってしまうのであるが、セリエAに加えてチャンピオンズリーグ、コッパ・イタリアと3冠を狙うならば決して余剰戦力とはいえないだろう。
あとはこの豪華すぎるメンバーをマンチーニ監督がどのように起用していくかにかかっている。
新シーズンに向けてインテルの戦力は完全に整った。
あとはタイトルを獲得するだけだ。
世界中のインテリスタに歓喜を味あわせてくれ。