昨日開幕したF1第13戦ハンガリーGPは予定通り金曜日ということでサードドライバーも出走できるフリー走行が2回行なわれた。
ロバート・クピカが緊急でレースに出場することになったBMWザウバーF1チームはサードカーを走らせていない。
フリー走行のハイライトとなるのは2回目のフリー走行でルノーのフェルナンド・アロンソがレッドブルのサードドライバーのロバート・ドーンボスにたいして行なった危険な行為に対するペナルティーである。
アロンソはファステストラップの計測を邪魔されたということでドーンボスに対して前に出た後でマシンを左右に振って邪魔をする、ブレーキをいきなりかけてスロー走行するなど不必要な行為を行なったとして今日の予選に2秒のペナルティーを課せられることになった。
このペナルティーはQ1、Q2、Q3すべてのセッションで課せられるためにアロンソのQ3進出はかなり厳しいものとなった。
Q2進出も非常に難しいと思う。普段は中古タイアであっさり通過できるQ1であるが今日の予選では2秒のタイムペナルティーを考慮しておそらくチームはニュータイアでタイムアタックをしてくるはずである。
F1が開催される18戦の中でもハンガロリンクは非常にオーバーテイクが困難なサーキットだけにアロンソの自滅ペナルティーはとてつもなく痛いものになるだろう。
逆にフェラーリのミハエル・シューマッハーはこのハンガロリングは11ポイントの差を一気に縮めるチャンスだ。
うまくいけばハンガリーGPが終わったら二人のポイント差は1ポイントになっているかもしれない。