不正疑惑で処分を受けていたユベントス、ラツィオ、フィオレンティーナ、ミランの4クラブが上訴していた判決が25日発表された。
検察側が処分が軽いとさら厳しい処分を要求していたのに対して今回出された判決は前回の判決よりも軽いという検察にとっては腹立たしい内容だろう。
処分軽減の背景には25日までに欧州カップ戦の出場チームを決めるようにとUEFAより通達が出されていたことが大きく影響しているように思われる。
今回の判決で出された処分は以下の通り。
ユベントス
セリエB降格。勝ち点ペナルティー17でシーズンスタート。
ラツィオ
セリエA残留。勝ち点ペナルティー11でシーズンスタート。
欧州カップ戦には出場不可。
フィオレンティーナ
セリエA残留。勝ち点ペナルティー19でシーズンスタート。
欧州カップ戦には出場不可。
ミラン
セリエA残留。勝ち点ペナルティー8でシーズンスタート。
欧州カップ戦には出場可。
今回の判決は本当に軽くなったように思う。
ミランにいたっては本戦からではないもののチャンピオンズリーグに出場できることにまでなっている。
これでは処分になっていないのではないだろうか??
今回の判決でもセリエB降格処分を受けたユベントスは上訴の方針ということでもし上訴された場合にはUEFAの25日の期限を守れないということになる。
この甘い判決では検察側も上訴することが確実と考えられるだろう。