来週末に行われるF1第12戦ドイツGPにはフランスGPに出走したペドロ・デ・ラ・ロサをそのまま起用することを発表したマクラーレン・メルセデスF1チームであるが、来シーズンに向けてフェルナンド・アロンソのパートナーとなるセカンドドライバー争いは激しくなりそうだ。
マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュCEOによると来シーズンのセカンドドライバーはマクラーレンファミリーから起用することは無いと語っていることからも来シーズンのセカンドドライバーとしての候補は35歳のスペイン人ペドロ・デ・ラ・ロサ、24歳のイギリス人ゲイリー・パフェット、20歳のイギリス人ルイス・ハミルトンの3人ということになる。
経験の面から起用するならばF1で60戦以上の経験を積んでいるデ・ラ・ロサを起用することが最もコンサバティブな方法なのだろうが2005年DTMチャンピオンのパフェットの攻撃的な走りも見てみたいし、GP2のチャンピオン候補であるハミルトンの初々しい走りもF1で見てみたいものだ。
私個人の考えではGP2で走っているハミルトンは2007年はパフェットのように1年間テストドライバーとしてF1というものに慣れさせて、パフェットをレギュラドライバーとして起用してもらいたいと思っている。
マクラーレン・メルセデスのチームボスであるロン・デニスは新人ドライバーをいきなりレギュラードライバーとして起用しないとも言われているだけにパフェットのチャンスは結構あるのではないかと思う。
しかしパフェットがチーム内を納得させるためにはテストでデ・ラ・ロサのタイムを上回るパフォーマンスを見せなければいけないだろう。
今週行われたヘレステストでもパフェットはデ・ラ・ロサに遅れをとっており、今のままではロン・デニスとマーティン・ウィットマーシュを納得させるのは厳しいだろう。
DTMで見せたすばらしい走りを是非F1でと思っている私はパフェットのアピールに期待するばかりだ。