来シーズンはフェルナンド・アロンソがマクラーレン・メルセデスに移籍するためにトップドライバーを獲得することが急務のルノーF1チームが初めてマクラーレン・メルセデスのエースドライバーであるキミ・ライコネンとの交渉を認めた。
当初ライコネンはミハエル・シューマッハーの引退に伴ってフェラーリのナンバーワンドライバーとして迎えられるものと思われていたのだが、今シーズン好調のフェラーリチームの状況からミハエル・シューマッハーの引退の可能性が限りなく低くなったためにフェラーリ側、ライコネン側とも当初の方針を転換したものと思われる。
ルノーには将来有望なドライバーとしてサードドライバー契約をしているヘイキ・コバライネンがいるのであるがルノーが来シーズンもフェラーリ、マクラーレン・メルセデスとトップコンストラクター争いをするためには現在の3強ドライバーであるミハエル・シューマッハー、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソの中から必ず一人は獲得しておかなければならない。
ルノーF1チームのチーム事情はルノー&日産連合の社長であるカルロス・ゴーン氏の厳しい目が光っているだけに若手ドライバーを悠長に育てている余裕は無いのだ。
今シーズン初めの頃はアロンソのマクラーレン・メルセデス移籍が考えられていなかったために2007年はコバライネンがフィジケラに変わってF1デビューするのではと考えられていたのだがアロンソの移籍とフィジケラの残留によってコバライネンのルノーでのF1デビューは限りなく厳しいものになってしまった。
今シーズン途中からスーパーアグリF1チームのマシンをドライブしたフランク・モンタニーの例もあるだけにコバライネンはこのままルノーのサードドライバーとして飼い殺しにされるか、他チームで早期のデビューを目指すかを選択しなければならないだろう。
ワールドシリーズbyルノーのチャンピオンでレース・オブ・チャンピオンズの優勝経験もあるコバライネンの才能の芽を摘まないためにも代理人がある程度のアドバイスをコバライネンに行う必要があるだろう。
このままではモンタニーの二の舞になりかねない危険がある。