IRL(インディレーシングリーグ)は先週末に行われたイベントで全14戦中9戦までを消化した。
今シーズンのIRLはF1と同じように2チームのドライバーが9戦すべての優勝者を輩出するという2強の状態になっている。
これまでの9戦はマールボロ・チーム・ペンスキーが6勝、ターゲット・チップ・ガナッシが3勝を挙げている。
ドライバーランキングでも上位4人はペンスキーとチップ・ガナッシの面々だ。
ペンスキーとチップ・ガナッシのドライバーラインナップで面白いのはペンスキーのドライバーがアメリカンオープンホイールレースでキャリアを積んできたのに対して、チップ・ガナッシのドライバーはF1でテストドライバーなども務めていたヨーロッパのサーキットレースでのキャリアが中心だという点だ。
現在のポイントラインキング上位4人は以下の通りだ。
1位 サム・ホーニッシュJr 316ポイント
2位 スコット・ディクソン 311ポイント
3位 エリオ・カストロネベス 310ポイント
4位 ダン・ウェルドン 300ポイント
F1とは異なりイコールコンンデションのマシンで行われるIRLだけにランキングも大混戦となっている。
日本人ドライバーの松浦孝亮190ポイントでランキング10位、唯一の女性ドライバーであるダニカ・パトリックは191ポイントでランキング9位となっている。
シーズン終了までに松浦の初優勝が見たいのであるが現状では何か大きな進化がない限りペンスキーとチップ・ガナッシに対抗するのは非常に困難だろう。