2日間の休みを経ていよいよ8強激突の準々決勝が始まった。
昨日の結果は以下の通り。
ドイツ1-1アルゼンチン(PK4-2)
イタリア3-0ウクライナ
開催国ドイツはアルゼンチンに先制される苦しい展開であったが、クローゼのワールドカップ通算10得点目となるヘディングで同点に追いついて以降は試合の流れを有利に進めなんとかPK戦でアルゼンチンを退けて準決勝進出を決めた。
この試合ではドイツ代表GKレーマンがPK戦で2本のセーブをしたことがハイライトになるだろうか?
今回のワールドカップでのレーマンは所属クラブであるアーセナルでたまに見せる不用意なプレーが影を潜め強豪ドイツの正GKとして非常によい働きをしているように見える。
大舞台がレーマンの本当の力を引き出したと見ていいだろうか?
昨日の試合で印象的だったのはPK戦を向かえる前に正GK争いのライバルであったカーンがレーマンと何か話して固い握手をしたシーンだった。
あのシーンでなんとなくカーンの積極性がレーマンに乗り移ってドイツが勝つのではないかと思っていたのだが本当にレーマンがスーパーセーブを見せドイツが準決勝に進出した。
イタリアvsウクライナは本当の力が如実に現れた結果といえるだろう。
アズーリはユベントスの選手であったジャンルカ・ペソット氏の事故による大怪我により選手のメンタル面が非常に心配されたのだが、終わってみればウクライナに3-0の快勝であった。
この3-0というスコアにはウクライナが決定的なチャンスを何度も逃すという自滅的な部分もかなりあるのだろうがカテナチオというアズーリの守備がこれまでのところ十分に機能していると見ていいだろう。
準決勝ではイタリアvsドイツになる。
開催国としての地の利を十分に発揮しているドイツにイタリアがどれだけ対抗できるかがポイントだろう。
私はドイツの組織委員会のベッケンバウワー委員長のイタリアは優勝候補ではないといった言葉が非常に頭に来ているのでドイツを完膚なきまでに撃破してベッケンバウワー委員長の言い訳が聞きたいものだ。