さて今週は北米2連戦となるアメリカGPが開催される。
先週開催されたカナダGPでは週末で約36万人という大観衆を集めたF1だが今週開催のアメリカGPでは観客の動向が非常に注目されるところだろう。
なにしろ昨シーズンのアメリカGPではミシュランタイア装着車がレースをボイコットするという異例の行動の結果、レース出走が6台だけというF1最大の茶番劇をアメリカという自動車の最大市場でさらしてしまったF1だけに関係者は今年の観客数には非常にナーバスになっているはずだ。
昨シーズンの愚かな行動を少しでも和らげてくれる存在があるとすれば久しぶりのアメリカ人F1ドライバーであるトロ・ロッソのスコット・スピードの存在だろう。
オーバルコースの一部をストレートとして使用するアメリカGPだけにV10エンジンを使用するトロ・ロッソが最も力を発揮できるのはこのアメリカGPである可能性が高いだけにスピードの活躍しだいではアメリカで再びF1が地位を回復できる可能性があるだろう。
テクニカルな面でのアメリカGPの注目点は特定のチームが問題として挙げられているリアウイングの存在だろう。
オーバルの部分ではリアウイングなどのエアロパーツが非常に力を発揮するだけにフェラーリ、BMWといった問題になっているチームの対策に注目している。