先週の土曜、日曜にかけて開催された第74回ル・マン24時間レースはアウディスポーツ・チームヨーストの走らせる8号車のアウディR10TDiが総合優勝を果たした。


長い歴史を誇るル・マン24時間レースにおいてディーゼルエンジンを搭載したマシンが優勝するのは史上初ということでアウディの成し遂げた偉業に心から拍手を送りたい。


優勝したマシンは8号車というアウディの送り込んだセカンドマシーンというのには少々複雑な気持ちもあるがとにかくディーゼルエンジンマシンという革新的なレーシングカーが優勝したことに喜びを感じている。


ディーゼルエンジンというと日本では排気量の大きなトラックの影響からだろうがロクなイメージがなく、さらにどこぞの知事がさも自分が素晴らしいか事をしているかのようにディーゼルエンジンを批判して無能さをアピールしていたものだが欧州ではディーゼルは自動車の半分近くに搭載され確固たる地位を築いておりクリーンなエンジンとしてのイメージもある。


アウディのディーゼルエンジンでのレース出場ということも欧州でのブランドイメージを高めようという戦略があるのだろう。


来年のル・マン24時間レースには同じ欧州メーカーのプジョーもディーゼルエンジンマシンでの参戦を表明していることからも欧州では今後さらにディーゼルエンジン車のシェアが拡大していくだろう。


日本ではほとんど認知されていないが日本メーカーもディーゼルに本気で取り組まなければ間違いなくいずれ市場で置いてきぼりにされるはずだ。