WRC第8戦アクロポリス・ラリーが終了した。
総合優勝は3日間すべて首位をキープしたBPフォードのマーカス・グロンホルムで今シーズンの3勝目を挙げた。
しかし、チャンピオンシップの直接のライバルであるクロノス・トタル・シトロエンのセバスチャン・ロウブがカ今回もキッチリと2位に入りグロンホルムの優勝による被害を最小限に抑えることに成功している。
2日目にロウブが警察の先導によってサービスに帰ってきたことについてフォードチームが抗議していたもののロウブに新たにペナルティが与えられることがなくグロンホルム優勝のアクロポリス・ラリーの結果もチャンピオンシップの大勢に影響を与えるほどの結果を出せていないのが悲しいところだろう。
結果としてロウブとグロンホルムのポイント差は29ポイントになったものの、残りのイベント数を考えるとグロンホルムが全勝優勝しないかぎり逆転タイトルへの道はまだ見えてこない。
さらにいえば次のイベントであるラリー・ドイチェランドがロウブが得意とするターマックラリーだけにフォードチームはますます頭を悩ませることになるだろう。
ドイツではフォードがヒルボネンに代わってロウブを倒せるだけのターマックマイスターを起用するなどしなくてはならないだろう。
候補としては昨シーズンはシトロエンワークスで走っていたフランソワ・デュバルがいいだろう。
というかロウブを倒せるとしたらデュバル以外に考えられないだろう。