WRC第7戦ラリー・サルディニアはチームの明暗がはっきりと分かれた対照的な1日となった。
総合首位で2日目を迎えていたBPフォードのマーカス・グロンホルムはSS8で道に転がっていた石でエンジンにタメージを負ってしまい痛すぎるリアイア。
一方で総合2位で2日目を迎えていたクロノス・トタル・シトロエンのセバスチャン・ロウブもグロンホルムと同じ石を踏んだもののダメージを受けることなくグロンホルムのリタイアにより当然のごとく総合首位で浮上している。
2日目を追えて総合首位のロウブと総合2位のヒルボネンとの差は2分以上と残りが1日であることを考えると相当のアクシデントがない限りロウブの連勝は決まったといっていいだろう。
このままでラリーが終了するとポイントランキングで首位のロウブと2位グロンホルムとの差は7戦を終えて時点で31ポイントにまで広がることになる。
ロウブにはまるで守護する女神が付いているようだ。
やはり歴史に名前を残すことになるドライバーは何か違うのだろう。