元F1ドライバーのエディー・アーバインが相変わらず余計な事を言ってF1界に騒動を巻き散らかしているようだ。
今回の発言は母国イギリス期待のドライバーであるジェンソン・バトンについてだ。
発言の内容はジェンソン・バトンがホンダと契約を結んだことが大きな間違いだったということらしいが、ならばアーバインはバトンがどのチームと契約を結べば正解だったと思っているのだろうか?
そもそもフェラーリに所属していた時に自分がチャンピオンを獲得できるドライバーだという勘違いを起こし、当時のジャガーチームに10億円以上のサラリーで移籍した挙句、ロクでもない成績しか残せなかったアーバインにバトンを非難できる要素はどこにもないと思うのだが。
たしかにバトンの所属しているホンダ・レーシングF1チームは今シーズンにおいてルノー、フェラーリの2強に太刀打ちできるような強さを発揮できてはいない。
しかし、ホンダ以外のチームを見たとしてバトンが所属できるようなチームが本当にあるだろうか?
いまやバトンのサラリーは10億円を軽く超えており、ワークスチーム以外ではハッキリいって簡単に払えるような額ではないのだ。
チームの選択を間違ったといわれた例は当時最強を誇っていたベネトンから不振のフェラーリに移籍したミハエル・シューマッハーの時にもマスコミから散々言われたものだが、ミハエル・シューマッハーは自らの移籍によってチーム自体を改革することに成功している。
バトンが仮に所属チームを間違っていたとしても本当にチャンピオンを獲得できるようなドライバーであればチームを強い方向へと持っていく事が可能なはずだ。
現にホンダはバトン加入以降は徐々にトップチームへと変貌して言っているように思う。
アーバインの今回の発言は愚かでしかない。
アーバインの発言の軽々しさを見ていると次に奴の標的にされるのは最強のルノーチームからマクラーレンに移籍が決定しているフェルナンド・アロンソだろうか?