レーマンのレッドカード退場によりバルセロナはアーセナルに対して数的有利となる。


そのせいだろうか、レーマン退場まではそこまで自由にプレイできていなかったロナウジーニョがたびたびフリーになる場面が出てきた。


ここから前半36分くらいまでロナウジーニョがジュリに対して3度ほど決定的なチャンスになるかもしれないスルーパスを送るものの、アーセナルの必死の守りによってなかなか得点が奪えない。


一方数的不利になったアーセナルはカウンター気味に大きくパスを通していくのだが、前半37分エブエのドリブル突破によりゴール前でフリーキックのチャンスを迎える。


スローで観るとエブエが自分で倒れたように見えたのだがこれもジャッジであるからしかたがない。


フリーキックを蹴るのはアンリ。

決して強烈なキックではなかったが正確無比にコントロールされたボールはエリア中央で待っていたキァンベルにどんぴしゃり。


バルセロナのGKビクトル・バルデスは一歩も動くことが出来ずアーセナルが先制点。


前半ロスタイムにまたしてもロナウジーニョが今度はエトーにスルーパスを送り、DFを背にして反転したエトーがシュートを放つものの、交代で入ったアルムニアのセーブで得点ならず。


これで前半は終了。


とても45分とは思えない濃密な試合である。


後半は③にて。

さて50周年記念の優勝を手にするのはアーセナルかバルセロナか。