ユベントスの元GMのルチアーノ・モッジの電話盗聴によって発覚したイタリアサッカー界に類を見ない大スキャンダルだが、ユベントスが早くもその影響を受け始めている。


有力紙コリエレ・デッロ・スポルトによるとユベントスの株価がここ数日で大きく下がってきているという。

株価暴落は当然ユベントスに一番最初に起こりうる被害だろう。株式市場という不特定多数が介在する場所においてスキャンダルは投資家にとって売り材料でしかないからだ。


新聞によれば今回の暴落によってユベントス倒産危機と書かれているらしいが、私はそれは100%ないと思う。


ユベントスが今回の騒動による株価暴落でかなりの損害を被ることは想像に難くないがユベントスを所有しているバックボーンを考えてみれば倒産することはありえないと分かるだろう。



ユベントスを所有しているのは自動車メーカーであるフィアット社の創業一族であるアニエッリ家であり、ユベントスが危機に陥ればアニエッリ家から十分な資金援助が可能である。


インテリスタという私個人にしてみてもユベントスは愛するインテルの永遠のライバルとして存在していてくれなければ困るのである。


現在イタリアではさらに騒動が大きくなってきており、ユベントスの処分がセリエB降格でなくセリエC1への降格という可能性も出てきたかもしれない。


ルチアーノ・モッジという一個人によってユベントスの栄光が崩れ去っていく。

モッジとその取り巻きたちの罪は計り知れないほど重い。