昨日行なわれたF1スペインGPの決勝は地元スペインのフェルナンド・アロンソ(ルノー)がポールポジションスタートから圧倒的な速さを見せて地元初勝利、今シーズン3勝目をマークした。
2位には予選3位のミハエル・シューマッハー(フェラーリ)が入り、チャンピオン争いの二人が今回も上位を占める結果となった。
3位にはジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、4位にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)が入り、決勝レースでもルノー、フェラーリの4台が上位を独占する現在の力関係を再認識させる結果であった。
昨日のレースでF1は早くもシーズンの3分の1を消化したことになるのだが、現在のチーム勢力図が完全に判明しただろう。
現在の強さではルノー、フェラーリの2チームが突出した強さをマークしており、この2チームの速さに対抗できるチームは現在の所は全く見つからない。
昨シーズンの速さで期待されたマクラーレン・メルセデスやシーズン前のテストで絶好調であったホンダもルノー、フェラーリの速さの前にはついていくことが出来ない状態だ。
バーニー・エクレストンのアロンソ軽視の発言に木曜日の記者会見で不快感をあらわにしていたアロンソは今回の強さでエクレストンに強烈なしっぺ返しをした形になったであろう。
スペインでのアロンソのパフォーマンスの高さをみてもなおアロンソを非難するならばエクレストンはもはやF1を観る目がないといわざるを得ない。
次戦はいよいよ伝統のモナコGPになる。
新予選方式が一番おもしろいGPになるだろう。