電話盗聴問題で責任を取る形でユベントスの取締役全員が辞任した。
辞任しただけで問題は収まるわけはなく、これからより深く捜査が進められていく予定である。
今シーズン初めにもセリエAのチームが問題を起こして下部リーグに降格など、イタリアサッカー界は八百長などの不正行為の騒動に事欠かないあまりよろしくない状態があるので、今回の騒動を契機として悪の根源を根絶やしにしてもらいたいものだ。
今回はユベントスというイタリアのみならず世界を代表する名門クラブがおこしてしまった騒動だけに簡単には収まりそうにない。
以前スカパーで放送されたフットボールビジネスという番組の中でユベントスの経営陣についていろいろと紹介されていて、そのときは非常に組織化されたすばらしいクラブでこの強固な組織がユベントスの強さを裏で支えているのだなあと感心しまくったものだが、今回の騒動でユベントスに対する尊敬の思いは一気に吹っ飛んでしまった。
騒動の結果当事者にどういう処分が出されるかは当面先のことになるだろうが、気になるのはユベントスというクラブ本体に対する処分である。
今回の騒動の重大性を考えるとユベントスに何らかの処分が課されることは間違いないことだと思うが、最悪な処分はセリエAからの降格処分だろう。
もしユベントスが降格処分を食らってしまうと来期はインテルvsユベントスのイタリアダービーが見られないという大変な事態になってしまう。
これからもユベントス問題からは目が離せない。
それにしてもユベントスの選手たちがかわいそうでならない。クラブの処分次第で自分の移籍先も考えなければならないのだから。