WRC第5戦ツール・ド・コルスが終了した。
総合優勝はクロノス・トタル・シトロエンのセバスチャン・ロウブで3連勝。2位グロンホルムとのポイント差を11ポイントまで広げた。
総合2位はBPフォードのマーカス・グロンホルムである。
WRCでは3日目はよほどタイム差が接近していない限りドライバーもチームも無駄なリスクを侵してまで順位を追求しないので基本的に上位陣の変更は無いことが多い。
今回のツール・ド・コルスでも1位と2位は3日間全く変わることは無かった。3日目で最後まで白熱していたのは表彰台をかけた3位争いである。
フォーカスWRC06のミッコ・ヒルボネンとシトロエン・クサラWRCのダニエル・ソルドが激しく争った結果、ダニエル・ソルドが2戦連続の表彰台を獲得した。
ソルドは母国スペインの英雄カルロス・サインツの支援を受けているが、このまま順調に成長していけば来シーズンのシトロエンワークスチームで新型C4WRカーをドライブできるかもしれない。
スバル・ワールド・ラリーチームはターマックが得意のステファン・サラザンが8位で1ポイント獲得したのがやっとであった。