レース中に合計4回のセーフティーカー出動というオーストラリアGPならではのアクシデントの多いGPとなったが結果だけを見れば、優勝はルノーのフェルナンド・アロンソ、2位はマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンと現在の2強が安定した速さを見せたと言えるであろう。
ポールポジションからスタートして優勝の期待がかかったホンダのジェンソン・バトンであるがタイアの発熱が悪いというマシンの弱点をセーフティーカー導入のたびにさらけ出してしまい、最終的にはファイナルラップでエンジンがブローしてしまうという最悪の結果になってしまった。
一方でもう一つの日本チームであるトヨタが開幕からの大不振を何とか脱出し始めたのかラルフ・シューマッハーが今シーズン初めての表彰台を獲得した。
開幕が3戦終了したところで今シーズンのF1チームの勢力図が大方見えてきたところだ。
トップグループ
ルノーF1チーム
マクラーレン・メルセデスF1チーム
第2グループ
ホンダ・レーシング・F1チーム
スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
ウイリアムズF1チーム
第3グループ
パナソニック・トヨタ・レーシング
BMWザウバー・F1チーム
レッドブル・レーシング
第4グループ
スクーデリア・トロ・ロッソ
第5グループ
ミッドランドF1レーシング
スーパーアグリF1チーム
勢力はこんな感じであろうか。第2グループの中ではホンダがもっともトップグループと近い位置にいると思われるので、F1チームの本拠地へともどる第4戦以降に期待したい。