チャンピオンズリーグは本日も決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ4試合が行われるわけだが、ここでは昨日見た試合の中で私が最も面白かったユベントスvsブレーメンを取り上げてみる。


ファーストレグのブレーメンのホームでブレーメン3-2ユベントスの結果を受けてのセカンドレグの試合であったのでユベントスは勝つことがまずは最低条件で、スコアも1-0か2-1が延長戦にならずにストレートに1回戦を突破できる条件であった。


まず昨日のテレビを観戦して驚いたのがユベントスのホームスタジアムであるスタディオ・デッレ・アルピの観客の多さである。普段のリーグ戦では本当にこれが人気クラブのホームゲームか?と思うほどに空席が目立つだけに、本当に驚いた。


そういえば昨シーズンのレアル・マドリードとの対戦でもデッレ・アルピの観客の入りはすごかったことを思い出したのであるが、ユベンティーノは強敵での対戦でないとスタジアムに足を運ぼうとは思わないのであろうか?

その時にレアル・マドリードのテクニカルディレクターを勤めていたアリゴ・サッキ氏が我々レアルのおかげでデッレ・アルピが満員になったのだと皮肉を込めて述べていたことを思い出す。


試合のほうは前半から攻撃サッカーのブレーメンがアウェイとは思えない試合運びで攻め立てまくり、ユベントスのイレブンは戸惑ったのかいつもとは違うようなプレーに終始していたように感じられた。


先制点はブレーメンが見事なパスワークからミクーが最後はGKブッフォンの動きをよく見て得点を決めた。

ファーストレグでロスタイムに逆転ゴールを決めたミクーが先制点を決めたので、ブレーメンの勢いがユベントスをそのまま押し切るかなとその時は思っていた。


先制点を決められたユベントスはようやく目が覚めたのか本来の強さを発揮し始める。しかし、ユベントス攻撃陣の前に大きく立ちはだかったのがブレーメンのGKビーゼである。本来は第2GKであるのだが、この試合のビーゼは本当に当たりまくっていた。

前半だけでもおそらく3点くらいは確実なゴールを防いでいたと思われる。


前半はそのままブレーメンが1点リードしたまま終了し後半に突入する。後半になってもGKビーゼのファインセーブは続いていたのだが、ユベントスのカペッロ監督は現状打開の為に一度に二人を交代させるという采配に出た。

イブラヒモビッチに代わりデルピエロをカモラネージに代わりムトゥを投入する。


これで流れが大きく変わった感じはしなかったのだが、ユベントスがトレゼゲのゴールでついに同点に追いつく。しかし、トーナメントを突破するにはまだ1点たりない。

1-1の同点に追いついたことでデッレ・アルピのユベンティーノも盛り上がり始めたのであるがブレーメンのディフェンス陣も粘りを見せ、後半も終了間際になってしまっていた。


これはユベントスの負けかなと思っていたときにトリノの女神はユベントスに力を与えた。セットプレーからの単純なクロスボールをキャッチしたビーゼがボールをファンブルしてしまい、そのミスを見逃すことのなかったエメルソンが無人のゴールにボールを蹴りこんで勝負は決まった。


このゲームは良くも悪くもビーゼが最も目立った存在になった。試合の解説をしていた羽中田氏も指摘していたのだが、ボールをキャチした後のビーゼの転倒は必要なかったと思う。時間も迫っていたので少しでも時間を稼ごうというサッカープレイヤーとしての性が出たブレーだともいえるだろう。

だがビーゼは決して悪くはない。彼がいなければ試合は前半でユベントスが圧倒的にリードしていた筈である。