今シーズン全日本GT選手権(以下JGTC)が世界を目指すという目標のもとスーパーGT(SGT)へと名称を変更した。しかしシーズン全体を振り返ってみると看板クラスであるGT500クラスはトヨタ、ニッサン、ホンダという日本の3メーカーが支配するだけで、とても世界に向けてというには程遠いのが今のところの現状であろう。
しかし、来シーズンはその膠着した状態を破ってくれそうな車がGT500クラスに参戦することが分かった。
その車名はマセラティMC12という。マセラティMC12は現在のGTレースのカテゴリーの中では世界最速のレーシングカーである。デビューしてからはその余り速さに一部のカテゴリーでは締め出され、現在参戦中のFIAGT選手権でも、さまざまな規制を受けながらも優勝を勝ちとっているという怪物カーである。
またマセラティMC12を使用して参戦するチームも凄い。昨年のルマン24時間レースでアウディR8を使用して見事優勝したチーム・ゴウなのである。
さてチーム・ゴウのマセラティMC12は3メーカーのマシンしかスポットライトを浴びないGT500クラスに風穴を開けて、真の意味でのSGTの幕開けをわれわれに見せてくれるだろうか。来シーズンが早くも楽しみになってきた。