2010年を振り返る②
2010年を振り返るモラ会長です。
-マッシモ・モラッティ会長談-
「今年の採点?
満点をゲットするためにはUEFAスーパーカップを手に入れる必要があった。
したがって2010年のインテルは、10点満点中9.5点というところだろうね。
だが5つのトロフィーを眺めながら1年を締めくくるというのは、
本当に素晴らしいことであり、特別なことでもある。
私はこの数日間、
ジョゼから貰ったメールを読み返していたんだ。
彼との会話の幾つかは、メールでやり取りしていたことを思い出したからね。
ジョゼは、ほんの些細なことが、とても重要であることを知っている男だったよ。
ジョゼとの別れは、自然の流れだったんだ。
私は、そうなることを予想していた。
本人から直接聞いたワケじゃない。
彼にとっては、とても言い難いことだったのだろう。
そしてジョゼは、そのことを大変申し訳なく思っている。
たがお互いが、暗黙の了解で理解していたんだよ。
決して不和があったワケじゃナイんだ。
ジョゼが更なる挑戦に挑みたいと考えていることや、
インテルに対し、大きな愛情を抱いていることも分かっていたからね。
結局ジョゼは去って行ってしまったが、
ここのいるみんなと、今でも強い繋がりがあると感じているよ。
ベニテス?
クラブ・ワールドカップ後の彼のコメントは、私を驚かせた。
私は常にベニテスを賞賛していたのだが、それに反する行動だったからね。
私には、理解できない発言だったよ。
選手の獲得については、我々同士が話し合うことであり、
ああいった場で発言する必要はなかっただろうからね。
クラブの歴史上、本当に素晴らしい瞬間に水を差され、
選手達にとっても残念なことだった。
レオナルド?
誰かを困らせるためにレオナルドを選んだワケではナイ。
私は、正しい選択をしたと思っている。
レオナルドは知的で、強いプロ意識を持っている男だ。
私は、新しく重要なプロジェクトを始めるにあたり、
適切な男だと考えたんだよ。
2010年は、インテルにとって大変素晴らしい1年になった。
2011年は、レオナルドにとって重要な1年になるだろう。
私は、スクデット失うとは考えていない。
チームは、きっと強くなって戻って来るだろう。
現在は、大きな差をつけられているが、まだまだチャンスは残されているよ。
再び大耳をゲットすることについても考えなければならないが、
大耳大会がギャンブルのような戦いであることは誰もが理解している。
私は、レオナルドに過度のプレッシャーを与えるつもりはナイ。
半年後のレオナルド?
もし半年後にレオナルドが去るとしたら、
それは再び我々が大耳をゲットしたことを意味するだろうね。(笑)」