波乱の人生
カミングアウトする皇帝です。
-アドリアーノ・レイト・リベイロ選手談-
「2004年の夏に父さんが死んじゃったんだけど、
僕は、それが悲しくて仕方なかったんだ。
父さんの死に目にも会えなかったから、
まだ生きてるように感じてたんだけど、
ブラジルに戻ったとき、父さんの姿は無くて・・・、
それから僕の苦しみが始まったんだ。
おまけに彼女ともケンカ別れみたいになってしまって
もう何もかもがイヤになってしまったよ。
だからナイトクラブやバーに行きまくって
アルコールで全てを忘れようとしてたんだ。
そうこうしてるウチに、
夜のなると出かけずにはいられなくなっちゃうわ、
酒に溺れまくるわって、
ダメ人間まっしぐらな生活になってしまったんだよ。
だって1人で家になんていられなかったんだ。
とても寂しくて、全く眠れなかったからね。
だけど、息子の誕生日に子供の目をジ~っと見てたら、
迷いなんて吹っ飛んだよ。
僕らは家族じゃなくちゃいけない!
元の生活に戻らなければ行けない!って解ったんだ。
僕は、自分の家族や彼女のために責任を背負わないとダメだって理解したよ。
そして忍耐強く、僕を見守っていてくれたモラ会長に感謝しなくちゃいけないんだ。
色々と難しい時期を過ごしてきたけど、
モラ会長が僕を見捨てなかったことはとても嬉しかったよ。
モラ会長がいたから、孤独だと思わずに済んだんだ。
僕は、誠心誠意でモラ会長にお返ししたいと思ってるよ。」