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亜鉛③は、亜鉛の吸収を阻害すると噂のフィチン酸について。

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亜鉛の吸収について調べていると、

「未精製の穀物や豆類に含まれるフィチン酸は、キレート作用でカルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルと結合し、体内への吸収を妨げる」
「フィチン酸はインスタント食品や練り物などに食品添加物として使われている」


という旨の記述をよく目にします。



そこで、詳細を調べたところ…


そもそもの話、まず豆類など自然の食品に含まれるものと、添加物として使われるものは別モノであることがわかりました。


穀物や豆類を始め、ほとんどの植物に含まれるのはフィチン酸にミネラルが結合した形の『フィチン』。フィチンは胃の中でフィチン酸とミネラルとに解離され、離れたミネラルは体内に吸収、フィチン酸は吸収されるか再度ミネラルと結合し排出されます。

単独になったフィチン酸が別のミネラルを伴って体外に排出されても、元々自分で持っていたミネラルの吸収分があるため欠乏には至らない、ということ。


対してph調整剤など食品添加物として使われる『フィチン酸』は、ミネラルを除去して精製されたもの。 

(こちらはミネラルを持たず、キレート作用のみあるので亜鉛の吸収を阻害すると考えられます。
同じ骨格の『ミオイノシトール』が卵胞を成熟させる効果があるということで採卵周期に勧められますが、飲むタイミングを亜鉛とずらすよう指導されるのはこのためと思われます。)


つまり、自然の植物に含まれる、ミネラルが結合している『フィチン』とフィチン酸を同列に語るのはナンセンス!というわけです。


詳しくはこちらのブログに書かれています。




また、wikipediaには、”ミネラルが著しく少ない食事において、フィチン酸が大量の場合にはミネラルの吸収を阻害する可能性があり、~”とあり、そもそもの食事がミネラル不足の上添加物だらけのものを摂取した場合の可能性として書かれています。


※wikipediaや以下2つの論文でも『フィチン』と『フィチン酸』が混同して書かれています。



さらに、日本栄養・食糧学会誌の論文では、食事に含まれるフィチン酸は概算で0.035%程だが、これまでの無機質吸収阻害に関する研究では、実験動物の食餌にフィチン酸を1%(別の過去実験では0.3%)程度も添加している場合が多く、現実レベルの10倍以上の摂取により初めて亜鉛吸収阻害などの害作用が認められると考えられること、また少量の摂取であればむしろ好ましく、同じ骨格のミオイノシトール同様、抗脂肪肝作用・抗がん作用が期待できる、という旨の記載がされています。


詳細はこちら

-ミオイノシトールとの共通性を中心に- (著:岡崎自佳子・片山徹之/2005年)



さらにさらに、京都大学の研究で、味噌などの大豆抽出物に亜鉛吸収に機能するトランスポーターZIP4の発現量を増加させる効果や、細胞内の亜鉛量を増加させる効果が認められたとの論文がありました。



詳細はこちら
 
-亜鉛栄養研究の現状と今後の展望を含めて-(著:橋本彩子・神戸大朋/2012年)



いかがでしょうか。

『玄米や豆類にはフィチン酸が含まれ、亜鉛の吸収が阻害される』という情報があふれていて、私自身鵜呑みにしていました。

しかし、食品に含まれる『フィチン』はミネラルを持っているため鉄や亜鉛などの欠乏の心配はないこと、食品添加物に使われる『フィチン酸』も避けるに越したことはないけれど大量に摂ることがなければ問題なく、大豆製品に関してはむしろ亜鉛の吸収率が上がることなどがわかりましたキラキラ




亜鉛はこれにて終了です!


最後までお読みいただき、ありがとうございますクマ