ご訪問ありがとうございます
今回はめっちゃ長くなるので先に結論をお伝えすると、
抗生物質を処方される際には、耐性乳酸菌や酪酸菌などの整腸剤を併せて処方してもらえるようお願いし、日頃摂取している以上のビタミンB群を摂ることをおすすめします。
(市販の整腸剤では抗生剤に負けてしまいます)
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以前、採卵周期で使用する鎮痛剤を胃痛で中断したことがありましたが、今度は抗生剤です
採卵前の鎮痛剤使用についてはこちら
私はセフェム系やペニシリン系などの抗生物質にアレルギーがあり(薬疹・40度を超える発熱・毛細血管が浮き出る 他。→物理的な凹凸ではなく色的に。浸透圧の問題?)、使えるのはマクロライドやホスマイシンなど。
クリニックにも初診時に全て伝えてあります。
今回、子宮鏡検査後に感染予防で出された抗生剤は、大丈夫なはずのマクロライド系の『クラリスロマイシン』でしたが下痢をしてしまい(アレルギー反応でなくて良かったけど)、クリニックへ整腸剤を出していただけないか問い合わせました
しかしRCTは月曜は17時まで。私の仕事後だと時間外とのことで、「すみませんが近くの内科で対応してもらってください」と断られました。
なぜ整腸剤を急いだかというと、下痢からの解放以上に、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが崩れてしまうから。
抗生物質は、細菌特有の核酸・細胞壁などの合成阻害やDNAの複製阻害などの作用がありますが、悪い菌だけでなく体内の常在菌(乳酸菌などの善玉菌)もダメージを受けてしまいます。
それは腸内だけではなく、膣内や子宮内も。
そうです、せっかくラクトフェリンなどで善玉菌を増やして整えた環境が台無しに・・(なりませんかね?)
また、膣内にはデーデルライン桿菌という善玉菌が常在し、膣粘膜のグリコーゲンを乳酸に分解して膣内のpHを酸性に保っていますが、抗生物質により善玉菌が減ってしまうとカンジダ腟炎などの真菌に感染する例がよくあるそうです。
感染予防のための抗生物質で感染症になったら元も子もありませんよね。
ましてや今みたいに膣座薬のためにおりものシートを使用していて雑菌が繁殖しやすい状態ではなおさら。
それから、大腸では善玉菌が消化吸収の補助・ビタミンB群を中心としたビタミンの合成などをしているので、減ったりいなくなったりしては困るのです
(抗生剤による副作用が出た時に、いつも以上にビタミン摂取が必要となるのはそのためです。)
そこで会社近くの内科へ駆け込み、
「すみません、抗生物質で下痢をしているので『ビオスリー』ください」
とお願いしました。
ビオスリーとはなんぞや?というあなたへ
抗生物質の作用でバランスを失った腸内細菌叢の改善には、抗生物質に耐えうる耐性乳酸菌のラックビーR散・ビオフェルミンR散/錠(Rは耐性のResistant)などや、酪酸菌のミヤBM細粒/錠といった整腸剤が処方されます。
しかしビオスリーは、ラクトミン(乳酸菌)・酪酸菌・糖化菌の三種類が配合されており、 抗生物質への耐性が明確で、R製剤と違って抗生物質の有無にかかわらず服用可能なデキる子なんです。
お願いした内科では、おじいちゃん先生が
「ビオスリーなら院内処方できますよ。これはよく効くからね。」
と
『ビオスリー配合錠』2錠×1日3回
2週間分いただきました
今はお腹の症状も落ち着いています。
移植の際にも抗生物質は服用することになるため、またその次のためにも少し多めに出していただきました
→移植時には抗生物質は処方されませんでした。
初診にもかかわらず、問診票を書いて診察、薬の処方まで10分かからなかった上、料金は初診料含めて1,300円くらいでした
最近では、抗生物質による腸内細菌叢の異常の改善には、ミヤBMやビオスリーなどの酪酸菌製剤を第一選択とする医師が増えているようですね。
いやー、長くなってしまいましたが、どなたかのご参考になれば幸いです。
うまくまとめられる文章力が欲しい
最後までお読みいただき、ありがとうございます