N氏とCap&Gownで記念撮影、欧州舞台でのパフォーマンス

 

東京インターハイスクール(TIHS)の渡辺です。

今年も自学自習を実践している生徒たちを支援していただきましてありがとうございました。

新年も引き続き応援を宜しくお願い申し上げます。

 

多くの生徒たちの進学先が報告されています。前回は合格率2%の最先端で最難関の米国ミネルバ大学に合格した女子生徒をお知らせしました。

 

今回は、プロバレリーナから進路変更して慶応大学SFCに合格したN君からの報告を紹介します。同氏は3歳からバレエを始め、15歳でドイツベルリン国立バレエ学校に留学(同時にTIHSに入学)、18歳でフランス国立マルセイユバレエ団にプロとして入団して活躍しました。20歳になった今年、「日本の舞台芸術を世界レベルの芸術産業にしたい」との志から慶応大学SFCに挑戦してみごと合格しました。

 

日本語、ドイツ語、フランス語、英語に堪能なN氏は、そのマルチリンガルな才能だけではなくTIHS在学中に学力を向上して大学進学に備えました。慶応大学SFCの入試面接(3人面接官)では、自分の経験と調査をベースに構想したMHR(Mutual Human Resources)プログラムを詳細にプレゼンして高い評価を得ました。1)教育現場で実施して理解を広げる、2)医療機関と連携して精神病の治療をする、3)健康産業に浸透して健康維持を促進する、4)介護産業で導入して老化対策をする、などN氏はヨーロッパのバレエ界が一般社会と多方面で深くつながりサービス産業になっている実態を研究調査してMHRの基礎にしいます。そして日本でも同様に実現していくために大学に進学します。

 

日本の高等教育の改革を目指して1990年に創立された慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)にはTIHSの卒業生たちが毎年進学をしています。日本で初めて本格的な選別入試制度(AO)を導入して、「でる杭」を集める高等教育機関としてスタートした慶応大学SFCは30年たった今、日本中の才能ある若者たちが集まっています。

 

以上