学習と一言でいっても色々あります。問題集を解くこと、教科書を読むこと、ディスカッションをすること、レクチャーを受けること、などです。どのやり方がいい、悪いということはありません。しかし、その学習方法が「好き」「嫌い」というのは生徒によってあります。

しかし、「嫌い→じゃあやらなくていい」という構図は必ずしもそうではないと最近思います。

 

 

最近小学生の時に読んだ、トリイ・ヘイデン作の「シーラという子」を改めて読み直しました。発達障害を持った生徒の教室が舞台にしたノンフィクションの話ですが、先生であるトリイの生徒への愛が伝わる話です。その中で、生徒であるシーラが算数のプリントをどうしてもやりたがず、ぐちゃぐちゃにしてしまうということがありました。トリイはシーラにプリントをやらせようと試行錯誤を繰り返します。そして、ある日シーラが自分からプリントをする旨をトリイに伝えます。最終的にシーラはプリントをすることを克服するのですが、今までしなかった理由が「プリントをして間違えるのが嫌だったから」ということが見えてきます。間違えて、怒られたりすることが嫌だったのでしょう。付き合いの中からシーラはトリイを怒らない人だと信頼できると思ったから、プリントを行えるようになったのだと思われます。

 

 

嫌い・できないという理由は色々あります。それがどうしようもない理由であれば、しょうがないですが、大概はそうでもありません。例えば、プレゼンをするのが嫌だという生徒がいるとします。その理由は色々考えられます。例えば、「人前が恥ずかしいから」「プレゼンで使うパワーポイントの使い方がわからないから」「自分よりもプレゼンが上手い人がいるから」などというところでしょうか。それぞれ理由があるのであれば、それを克服することもできます。克服できれば、「嫌い・できない」が「好き・できる」になります。そうなれば、学習の幅が広がり、将来の選択肢も増えてきます。好きなことだけをすることは可能ですが、視野が狭くなり、将来への選択肢を狭めてしまいます。「嫌い・やりたくない」という話ならば、まずは理由を訊いてみるのがいいのではないかと思います。

 

(担当:川崎純)

 

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