今朝も暗いうちから散歩に出る。
曇り空だったので、スマホで天気を調べたら雨の予報が無かった為、芝が敷いてある広場に向かう。
広場までゆっくり散歩して30分程で着く。
広場に着いた途端、ヴェイちゃんが走り出す。まだロングリードに切り替えて無かったので、すぐに止まり、待ちきれない様子のヴェイちゃんを抑えながら切り替える。
こちらに振り返り、臨戦態勢をとる。
投げる前に少し走ると凄い速さで一緒に走る。
進行方向と逆にボールを投げると、更にスピードを上げて一目散にボールの元へ。
ボールをキャッチすると見せかけて、ボールの近くの芝の匂いを嗅ぐ。
放って置かれたボールを投げた飼い主が自分で取りに行く。
しばらく繰り返していると芝の調査を終えたヴェイちゃんはようやくボールに集中し、キャッチするようになる。
キャッチした後、遠くからおいでと呼ぶと、こちらに突進する勢いで向かってきてボールを手前に起いておやつを貰う。
何回かに一回はうまくいく。まだまだ練習が必要だ。
そろそろ帰ろうと広場を出るとゴミ捨て場に4匹ぐらいの猫がたむろしていた。
ヴェイちゃんの視線が釘付けになる。
近づくと、2匹の柄が全く同じ茶トラの猫が何回もうなずいている。
しかも動きが2匹とも全く同じでリンクしている。
不思議な光景を目の当たりにしたヴェイちゃんは、少し混乱しながら近づく。
そのうち1匹がフー!と怒り出し、もう1匹は逃げようとする。
お互い動きが止まった所でまた"うん、うん、うん、うん"と2匹同時で何回もうなずいていた。
ヴェイちゃんも不思議な光景で、近づくのを諦めその場から立ち去る。
やはり早朝は不思議なことが起こって楽しい。
そんな事を思いながら家路につく。
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