行きは、「飛行機か新幹線で」。
そう思いましたが、
飛行機で定評のあるANA の神戸空港発着の、
帰りの便が既に予約できず。

新幹線は、公演終了が9時近くだと、
東京駅についても家に着くのは無理。

という事で元々苦手な、
夜行バス便で行ってみる事にしました。

「え?こんなに安いの?」という、

新宿~神戸三宮まで往復8000円で行けるという、
値段(最低は往復7000円以下で行けます。)にびっくり。

しかも寝ながら行って、
起きたころに神戸だよ。

どうせ車内で寝るんだから、
3列シートのバスにまでしなくて平気だろ。


ポチっと。

そして振り込み。


それがいけなかった・・・・・・・。


出発当日、バスに乗り込み、
バスが出発。

ちょっとした道路のギャップに、
敏感にガタガタいいまくる、
乗り心地最悪のバス・・・・・・。

見た目は凄く新しく、
綺麗なバスだったんですけど・・・・。

このバス眠れませんよ。

「助けてください・・・・・。」

ライトになんとか眠れたのが3時間程度・・・・・。

神戸、三宮に着いたら、
お尻と首は痛く、頭フラフラ・・・・・。
寝不足で、もんじゃ焼き屋さんが開店できそうな状態・・・・。
しかも定刻より40分前の7時20分に到着。

高級デパート街を朝早く、
酔っ払いのようにフラフラになって歩く私・・・・・。

しん宿発 「もんじゃ城」を神戸に築く直前の状態で、
「これ下手をすると今日帰れないぞ。」という状態では、
さすがにまずいので、三宮駅まで歩いて、
さっそく帰れるギリギリの新幹線の切符を購入。
(帰りのバス料金ももちろん支払い済みです。)

それから利用した事のある、
花時計線近くのマックで緊急避難。

なんと仮眠をとりながら、
ライトな朝ごはんを食べ体力の回復を図るという、
荒技調整で、AZUKI さんの流しに間に合わせようと・・・・・。

たかがよさこいで、
そこまでしなくても良いんじゃないか?

そう思われる方が多数だと思いますが、

「だって AZUKI さんの今年の作品の進化見たいんですもん。」

原宿でも、新横浜でも、
演舞の前に沢山の努力をされたであろう、
その努力の成果を見せてくださった、
そして全国から集まられる AZUKI さん。

見逃せば、体調はいくらか回復するだろうけど、
そういう訳にはいかないですよね。

そいう訳で、花時計線へ向かいました。
ユンケルの安いのを飲んで・・・・・。

AZUKI ~KOBE ALIVE 2011・2日目(神戸花時計線)

(Supi13550987 さん撮影動画です。)

AZUKI 一群としての迫力が増していた、
素晴らしい演舞。

そして自分は行っていない1日目の動画も、
おまけでお借りします。
AZUKI ~KOBE ALIVE 2011・1日目(元町6丁目)

(Supi13550987 さん撮影動画です。)

PASSIONATE ALIVE では、
小倉卓浩氏が振り付けを行った、
セントラルグループの2003年の作品を、
まるで自分たちの作品かのように、
素晴らしく演舞されました。

ちなみに、↓その当時の演舞の動画です。
セントラルよさこい2003




そして、しん。

しん ~KOBE ALIVE 2011・2日目(神戸花時計線)


しんさんも、池袋の東京よさこいから、
準備期間が少ないにもかかわらず、
非常に素晴らしくなって進化を遂げている演舞です。

部分的には少しの違いですが、
それが積み重なると、
見ている者にかなりの印象の違いを
与えます。

お分かりになるでしょうか?


PASSIONATE ALIVE では、純粋なジャズダンス曲の演舞も、
披露してくださいました。

しん「はなぐすく」今年最後の出演は、
11月13日(日)『町田夢舞生ッスイ祭』だそうです。
東京都町田市中心部で開催されるそうですので、
お見逃しなく!!!



そして、SUGA IZANAI連。

SUGA IZANAI連 KOBE ALIVE 2011 2日目


今年の高知のよさこい祭りで、
限定復活した、セントラルグループの1994年の作品。

こちらでも SUGA IZANAI連 としての演舞で復活です。

しかも、2日間のKOBE ALIVE では、
花時計線1回のみ。

その後の PASSIONATE ALIVE の1回の演舞と、
合計2回しか見られなかった演舞です。

PASSIONATE ALIVE では、
國友須賀先生が最後に手だけで振り付けをされた、
本当に最後の作品も演じられました。


今回、東日本大震災復興祈念祭として行われた、
KOBE ALIVEですが、
今回花時計線で、
そのスケジュールの始めから終わりまで、
演舞を拝見したのですが、
被災地からかなり離れた神戸で、
「東日本大震災復興祈念」というものを
演舞に反映させることの難しさ。

原宿、新横浜、池袋と、

「人々を楽しませよう」

「見ている人を少しでも元気にしよう。」

その気持を込めて、
演舞の思いのたけに、
すべてを注ぎ込むような素晴らしい演舞を、
沢山見すぎたため、

正直、その想いが見られない演舞の数々に、
関東は、あれだけ大きな地震や液状化、
電車などの交通機関のマヒ、
計画停電、その後の放射能の騒動など、
実際には、被害を共有してきたのではないか。
(そんな言い方はおかしいかもしれませんが。)

だからこそその想いをあれだけ凄まじく、
また素晴らしく、込めた連の演舞が、
沢山見られたのではないか?

懸命に演じられた皆様には申し訳ありませんが、
そんな気持ちになりました。

神戸は昔、被災地だったけど、
今は被災地ではない。

それ故、演舞に特別な気持ちを込める事は難しい・・・・。

それは、被災地を駆けづり回ったであろう方もいらっしゃる、
颯爽Japan の皆さんの演舞を見てもそうでした。

演舞に特別な気持ちがこもっているのを
正直、見ていて感じられませんでした。

湊川神社で、それが見られたただ1つの関西勢の連。

安倉おきゃん。


熟女のべっぴんさんばかりの連で、
その熱い気持ち、
真剣な表情、
そのかっこいい演舞。

素晴らしかったです。

会場でもそれを感じ取った、
大きな拍手が起こっていました。

2日目に限り、
自分の見られる範囲で見た感想でしたが。
(ですから思いのこもった、
 素晴らしい演舞をされた連もあるかもしれません。)


演舞に対する特別な気持ちが伝わってこなかったのは、
KOBE ALIVE大賞を受賞した常磐。
この連の演舞を拝見した時も同じでした。

常磐 ~KOBE ALIVE 2011・2日目(神戸花時計線)


あおりの方は、湊川神社のメインでの、
スケジュール上での最後の演舞の時に、
その気持を語ってらっしゃいましたが、
素晴らしい演舞にもかかわらず、
それは、自分に響くものではありませんでした。

素晴らしい演舞を見せていただいたのに申し訳ありませんが。

関東の東京よさこい(池袋)でも、
1日目のしん がその流れに気付かず、
乗り遅れそうな気配を漂わせましたが、
(2日目に猛追して取り戻す。)

今、関東と東北では、
人を元気にする演舞が行われ、
その想いが伝わりまたそれが人に伝播して、
またそれが伝わるという、
「良い世さ来い」の大きな渦が出来ています。

それは今年の高知のよさこいでも見えました。

SUGA IZANAI連の代表、
國友悠一朗さんは、PASSIONATE ALIVE で、
「今ここから、『いい世さ来い』のよさこいが、はじまりました。」
そうおっしゃっていましたが、
國友須賀先生のそのまいた種は、
関東や東北や高知で花を咲かせ、
関東や東北では大きな渦になっている気配があります。

それが國友須賀先生の残したもの。


そしてそれは、PASSIONATE ALIVE につながっていったのでした。