試合結果:ソロ10回TKO勝利
フランスの次期エースミシェル・ソロとドイツを主戦場として戦うナイジェリアン、元WBAインターコンチネンタル・ミドル級王者ヌフ・ラワルが争うWBAインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王座戦。ちなみにラワルは11/12にマーティン・マレーとスーパーミドル級戦、11/26にSW戦をこなしている。アクティブなキャリアで素晴らしいね。
序盤のソロ、柄で斜構えのラワルに対し戦いにくそう。距離を取りながら単発のジャブを放ちリングを旋回する立ち上がり。右ボディへの左フックカウンター、ワンツーの間に差し込む右ショート、懐に入り頭を逃がしながらコンビネーションを打つ相手の側頭部を狙い撃つ右フックと2回、3回、互いに手数が増える中で持ち前のスピードと見切りの良さを発揮。
飛び掛かりながら打つような長いワンツーから前傾を作りしっかり左まで返す、パンチの精度はともかくワイルドながらスピード、パワーある相手にジャブ、左ボディ、右ストを適宜カウンター。タフでしつこくうるさい相手にダメージを重ね、ラウンドを重ね、カウンターから繋ぐ連打、追撃のボリュームを上げ見事な10回TKO勝利。
敗れたラワル、7回のピンチからのリカバー、体力、タフネス、回復力と力は見せた。ディティールは弱いが身体能力あり実際、M級でシリに勝つなど力はある。デビュー5年で25試合をこなした34歳。デビューが10年早かったなら、SM~SWどの階級でも王者の器にあっただろう。