試合結果:チャーロ5回KO勝利
*善戦したジュリアンだったが身体能力に圧倒的な差があった
抜群の身体能力を活かした瞬間の強さが光るジャマール・チャーロ、展開力のジュリアン・ウィリアムズという無敗の地味ツヨ系同士が争うIBFスーパーウェルター級王座戦。
ウィリアムズのジャブとコンビネーションへの対応のマズさが目立ったチャーロ。
コンビの始発となるワンツーに対してはロールor腰を折るダッキングで応対。そのまま打ち終わり伸し掛られ、鋭角へのステップアウトから追撃のアッパーへ繋がれ、右半身を落とされて組まれとやり込められるシーンが印象的だった。
しかし5回、実質のフィニッシュシーンとなった鮮烈右アッパーはそのワンツーに合わせたもの。ウィリアムズの決め打ち対し左はパリー、クロスに対するロールが遅れたがパリーからの復路にあった右グローブでキャッチ。食った反動込みで出来たストローク、上体の捻りを活かし打ち終わりに右アッパーを捩じ込んでいる。
4回の右ボディアッパーのカウンター、左膝にしっかり乗り振り切る右クロスと明確にワンツーに狙いをシフト。そして見事にアジャストしてみせた。
p.s.
まさに適性階級。SWで戦い続けて欲しいが…