観戦記 アンソニー・ヤードvsフェレンク・アルベルト | ボクシング独我論~最高の技術と,戦術眼と,知識を,君に~

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試合結果:ヤード初回TKO勝利

 

 

クレバリー、バートンに次ぐ位置に付ける英国期待のライトヘビー級"Mr"アンソニー・ヤードのプロ9戦目。対戦相手はの戦績32戦22勝10KO10敗の中堅フェレンク・アルベルト

 

ボクサーなのが信じられない程のムキムキボディ(死語)、左手を下げた構えからスナッピーなジャブを突きクイックな左ダブルでボディを打ち初回KO勝ち。どこかで見たような試合。圧倒的な身体能力、そして試合内容だがこの選手はこのままでは大成しないと思う。

 

斜構えから奥足の蹴りを活かしたジャブ、タメを作っての左フックを武器とする。L字のディフェンスやスリップ、スウェーで守り一見テクニカルに感じるかもしれないが現時点では圧倒的なパワーとスピード、身体能力頼りのボクシングで当たるが幸い格下をなぎ倒しているに過ぎない。


当然右が打てるはずもなく、機動力にも欠けるスタンス。左を外せるような相手と戦えば足場を刈られ崩されてしまうのは目に見えている。

 

*スーパー・ナチュラル・ボディだね

 

https://www.youtube.com/watch?v=BGIr4NddQtM
*日本のジムではあり得ないがガムを噛みながらのワークアウトは合理的。