一般的にリスクは「危険」と訳されますが、資産運用でのリスクは少し意味あいが異なり、期待リターンから乖離する上下幅全体のことを指します。


したがって、資産の変動率が高いほど、リスクが高いということができます。そのリスクは「標準偏差」という統計学の手法を使って表します。


 これは、バラつき具合を表す数値で、例えば、正規分布において標準偏差=20%ということは、資産価格が、基準値(資産運用でいえば期待リターン値)を中心に、上下20%の間に収まる確がで68.26%あるということになります(1年間で)。


ちなみに、標準偏差×2のなかに収まる確率は95.44%あります。これは標準偏差20%でみてみると20%×2=40%ですから、基準値より振れる範囲が±40%の間に収まる確率が95.44%であるということになります。


インテリジェントな人々-標準偏差
(図引用:http://www.pursue.ne.jp/jouhousyo/sysad/sysad009.htm