真相:不安なのは「真実が怖い」からではなく、「幻想を失う」からだ
フラットな視点を学ぶとき、人はよくこう言う。
「価値観が崩れて怖い」「自分がわからなくなる」「今までの自分と別れるみたいで苦しい」
——でも、それは真実に直面する痛みではない。
自分が信じていた“物語”が壊れていく痛みだ。
これまで「正しい」と信じていた常識、
「これが幸せ」と思っていた基準、
「こうあるべき」と自分を縛ってきたルール。
それらは全部、**あなたが安心して生きるための“幻想”**だった。
フラットに見るというのは、
その幻想を“守る側”から、“見る側”に回ること。
つまり——
「自分が作った檻から出る」ということだ。
だから怖い。
なぜなら、外の世界には“意味”がないから。
「正しい」「間違い」「成功」「失敗」——
そうした軸がない場所に立つと、
人は方向感覚を失う。
でも、それこそが本当の自由。
多くの人は、
自由を求めながら、実は「安心して縛られること」を求めている。
価値観を壊す怖さの正体は、
檻の中の自分を手放したくないだけだ。
フラットになるとは、“新しい価値観を得る”ことではない
それは、価値観そのものを手放すこと。
だから、
「変わること」ではなく「削がれること」に近い。
守ってきた自分、信じてきた物語、
それを脱いだとき、
初めて“本当の自分”が残る。
不安なのは、真実が怖いからではない。
嘘の世界の中で生きていた自分が、壊れていくからだ。