—「意志が弱い」ではなく、「心の構造」を知らないだけ—


何かを始めても三日坊主で終わる。

やる気はあるのに、いつの間にか手が止まっている。

そんな自分を「意志が弱い」と責める人は多いけれど、実はそれは間違いです。


続かない理由は、意志の問題ではなく「心の扱い方」を知らないことにあります。





① 「理想の自分」を演じようとする



物事が続かない人ほど、「理想的に頑張る自分」を演じてスタートします。

完璧にやろうとし、最初から全力を出して、息切れする。


でも、続く人は“できる範囲”から始めます。

「頑張らないこと」を怖がらない。

だからこそ、少しずつ習慣が育ち、気づけば継続になっているのです。





② 「成果」でしか自分を認めない



続かない人は、「結果が出ないと意味がない」と考えがちです。

だから、思ったより進まなかったり、効果が見えなかった瞬間に心が折れてしまう。


けれど、本当に続く人は「過程」に価値を置きます。

うまくいかない日も、「それでも自分は動いた」と認める。

その“自己承認の積み重ね”が、やがて揺るがない自信に変わるのです。





③ 「他人のペース」に飲まれている



SNSや周囲の人と比べてしまう人も、続かない典型です。

他人のペースを基準にしている限り、自分の成長を実感できない。

そして、「自分は遅い」と感じた瞬間にやる気が冷めていく。


続く人は、**比べる相手が“昨日の自分”**です。

進み方の速さより、「今日も少し動いたか」を見つめています。





④ 「感情を無視して」続けようとする



継続とは、感情の波と共に歩くことです。

にもかかわらず、続かない人は“やる気がない時の自分”を否定してしまう。


本当の継続力とは、「やる気がない自分とも付き合える力」。

休むことを「失敗」と思わず、波の一部として受け入れられる人こそが長く続けられます。





⑤ 「なぜやるのか」を見失っている



続かない最大の理由は、「目的が曖昧」だからです。

“やった方がいいから”では、心は動かない。

人は、“意味”を感じた時にしか行動を続けられません。


だからこそ、「なぜそれをやりたいのか」を言語化しておくこと。

それが、モチベーションの根っこを支える“軸”になります。





続ける人に共通するのは、「自分に正直である」こと



続かない人は、理想や周囲の期待に合わせて「無理な自分」を演じてしまう。

一方、続く人は“今の自分”の状態を受け入れたうえで、小さく始める。


つまり、継続とは「自分を否定しない力」でもあるのです。




続く人とは、強い人ではなく、

揺れながらも、立ち止まらない人のこと。