当事者意識を持ってもらうには
どこの職場でも、どんなチームでも、一番の悩みは「他人事」問題。
「自分には関係ないっす」「上が決めたことだから」…そんな言葉が飛び交う瞬間、空気は一気に冷え込みます。
ではどうすれば「当事者意識」を持ってもらえるのか。
単純に「君も当事者なんだよ!」と叫んでも、人の心は動きません。むしろ「説教臭い」と思われて逆効果。
1. “ゴール”を見せる
人は、自分がどこへ向かっているかわからないと、動機を失います。
上から押しつけられる「作業」ではなく、自分の行動が「ゴールにどうつながるのか」を明確に伝えることが大事です。
「数字を上げろ」ではなく「この数字が上がると、お客さんのこんな課題が解決できる」と言えるかどうか。
2. “役割”を明確にする
「誰の仕事かわからない」状態ほど、当事者意識を殺すものはありません。
人は責任の所在が曖昧なときに、無意識に“自分のじゃない”と線を引いてしまうからです。
「あなたがやる意味はこれです」と役割をはっきりさせることが、意識を変える第一歩です。
3. “成果を見える化”する
頑張っても成果が見えなければ、人はやる気をなくします。
逆に「自分の行動でこれだけ変わった」と実感できれば、自動的に当事者意識は芽生えます。
小さな進捗でも共有し、「あなたがいたからできた」をちゃんと伝えることがポイント。
4. “安全な環境”をつくる
意外と見落とされがちなのがここ。
失敗すると責められる環境では、人は絶対に当事者意識を持ちません。
なぜなら「責任を持つ=リスクを背負う」から。
リスクが大きすぎるなら、人は当然「逃げ」の姿勢を取ります。
挑戦や発言が許される空気があって初めて、当事者意識は根づくんです。
まとめ
当事者意識を持ってもらうには、説得ではなく「構造」を変えること。
人を動かすのは言葉ではなく、「自分が関わる意味がある」と思える実感です。
つまり、当事者意識は“お願い”ではなく“設計”で生まれる。
これができる人や組織は、自然と強くなっていきます。