口だけは達者とメンヘラ
世の中には「口だけは達者」という人がいます。言葉巧みに相手を惹きつけたり、器用に自分を正当化したり、聞き心地のいいことを並べるのは上手い。けれど実際の行動や中身が伴わないことも少なくありません。いわゆる「言うだけ番長」と呼ばれる存在です。
一方で、「メンヘラ」と呼ばれる人たちがいます。心が不安定で、承認欲求が強く、時に依存的になってしまう。そんな彼らは決して「口だけ」で生きているわけではありません。むしろ、心の叫びをそのまま吐き出していることも多いのです。だからこそ、周囲には「重たい」「面倒」と受け取られることがある。
この二つのタイプは、一見すると対極にいるように見えます。しかし、実は共通点があります。
それは「言葉と現実がズレている」ということ。
- 口だけ達者な人は、現実よりも言葉が先行してしまう。
- メンヘラな人は、現実よりも感情が言葉を暴走させてしまう。
つまりどちらも、「言葉」が心や行動と一致していない状態なのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
大切なのは「言葉を現実に近づけること」。
口だけ達者な人は、小さな行動でもいいから実際にやってみる。
メンヘラな人は、感情のまま吐き出すのではなく、自分が本当に望んでいることを言葉に整理する。
言葉は強力な武器ですが、同時に自分を縛る鎖にもなります。だからこそ、言葉を軽く使うのではなく、自分の行動や心と結びつけて使うことが大切です。
「口だけ達者」も「メンヘラ」も、根っこには「自分をわかってほしい」という願いがある。
その願いを、言葉と行動で少しずつ一致させていくことが、本当の意味で人に伝わる生き方なのではないでしょうか。