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好循環について何度か書いてきました。

好循環を作る  ←記事

 

 

私のプロフィールを見ていただくと

私は挫折を知らずに生きてきた人間みたいですが、

そうではありません。

 

 

大きな挫折を経験し、

その後再奮起したのです。

 

小学校1年生の夏、

漢字を習う前に渡米しました。

 

アメリカでは順調に学び、

科目によっては学年より先のことを学ぶ

クラスにいました。

 

好循環の中にいて、

自分は頭が良いと思いこんでいて

テストも勉強も大好きでした。

宿題の量がとてつもなく多い時期もありましたが

なんとか乗り越えてきました。

 

 

日本に帰ってきた6年生の夏。

そこから私は「できない子」になりました。

 

できない子になると、

できないからわかろうともしなくなります。

 

歴史も進んでいます。

みんなショートクタイシが誰だか知っています。

 

聖徳太「子」だから女の子っぽいな。

「太子(ふとこ)」なんて名前いやだな。

 

コフンってなあに?

コフン時代にコフンという言葉はあったのかなぁ~

なんて、全くわけがわからない戦国時代の

授業中に考えていました。

 

エジプト文明、インダス文明を知っていても

イランイラク情勢を知っていても

アメリカがなぜイギリスから独立したのかに詳しくても

日本の「社会」の時間では全く役に立ちません。

 

 

まず、漢字がまともに書けない。

 

そんな子がいきなり戦国時代にやってくると

興味もないしやる気も喪失します。

 

テストは100点というのが当たり前の子は

勉強もします。

 

「頑張ってもせいぜい60点」なら

頑張ろうともしなくなります。

 

そういう数ヶ月を過ごしました。

英語の授業が小学校であるわけでもないので

周りの子たちは私のことを

社会や漢字ができない子として認識します。

 

すると、

できない子として行動するようになります。

 

 

帰国子女枠のある

私立の中学に入ったのですが、

入試で「信濃川」と書くべきところを「とね川」、

「消防署」を「消ぼう所」と書いた記憶があります。

 

 

中学1年生になったとき、

新しい環境の中で、

私は「できない子」の自分を捨てようと決めました。

 

テストは授業をまじめに聞いていれば

みんなと同じ条件なので、点もとれるはず。

 

漢字は常用漢字全て(2000文字弱)を

中1の1年間をかけて一巡。

中2で二巡目。中3でもう一度。

 

中1の1年間は、1文字を漢字ノート1行分、

全ての文字(「一」から)について

書き写しました。

ざっと3万回漢字を書いたことになります。

毎週5~600文字です。

 

学校で毎月200文字のテストがあったので

それに合わせて勉強し、

毎回200点を取るために努力し

漢字のハンデを乗り越えました。

 

そして、いつの間にか

できない子ではなくなっていました。

 

 

私が好循環を作ることの大切さを伝えたいのは

こういう経験をしてきたからです。

 

 

 

できれば、子どもたちには楽しく学んでほしい。

期待される、それに応える、そして伸びる。

好循環の中での勉強は精神的にも良いものです。

 

挫折をしてから立ち直るのは本当に大変です。

 

最初から好循環の軌道に大人が乗せてあげて

その中で楽しく学んでほしい。


そういう願いは我が子たちには届いています。

 

多くのこどもたちに届けても

減るものではないので、

届けたいと思います。

 

 

今日も教材作りに勤しんでおります。

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