朝光が

レースのカーテン越しに差し込む

明るみのある四角い空間のなか


Steely Dan の"Deacon Blues"にある

ワンフレーズが頭の中に響いて

独特なメロディが駆け巡った♪


懐かしく

久し振りにライブラリから

探して聴いてみた


ドナルド•フェイゲンの

アイロニカルな迸る語感

渋くて苦味のある曲調

好きなのである


確か

「世間は勝者に名誉を与えるが

わたしは敗けたときに名前が

欲しい」

という意味合いの歌詞を初めて

知ったとき

無性に泣けてきたのを

今でも思い出す


前段が長くなってしまったが

AIにより人間の生きる領域が

冒されるという深刻な命題に

あくまで人間が自らの意志で

活用しなくては意味がないと

思う


自分たちの首を絞め

日常生活に息苦しさをもたらす

愚かな行いを何故してしまうのか


思うに

人間が自然や宇宙に

脅威と畏怖とを覚え

神の存在を思わざるを

得なくなってから

神を崇め目指してきた

ことはあろう


AIの登場は

神の領域まで人間が

求めた結果ではないのか


AIが意思を持ち

いつか人間に取り換わり

世のなかをを支配する


人が思う

胸の内にある神を

AIとして

顕現させることになったのでは

ないのか


そんな漠然とした

不安を孕んだ思いが浮かんで

文字に残してみた

愛は
人間の生にとって
究極の課題のひとつ

誰もが愛を欲しくて
誰かに愛を注ぎたくて

しかし
本物の愛など
存在しなくて

たやすく知っては
もらいたくなく
でも
本当の自分を
分かってもらいたい

渇望と失望
歓喜と落胆

ひとは人との狭間に惑い
自分自身を見失う

ありもしない
こころの究まりを
求めるのが愛ならば

自分が
そのひと自身に
成らなくてはならない

愛する人に
成りかわれるか


愛には覚悟が
必要となる





自身の

纏まった形にしていない

詩編を読み返すに

詩句のひとつひとつが

自分の命を紙面に

書き落としたものだった


その諦念に間違いは無い