今回の公演は、
森 はな 生誕100周年
日本ミュージカル研究会・劇団JMA 創立40周年 で行われます。
日時:9月20日(日)
時間:18時~20時30分
場所:新神戸オリエンタル劇場
料金:大人 3500円(当日500円UP)
子供 1000円(当日200円UP)
前売り券の購入は
■劇場チケットセンター(窓口のみ)
<窓口営業時間>11:00~18:00
購入方法はこちら
↓
http://www.shinkobeoriental.com/ticket/ticket.html
または、下記まで (下記の場合、尾園智星 紹介と言ってね)
■日本ミュージカル研究会・劇団JMA
e-mail:info@jmamusical.jp
Tel.078-903-3988
ストーリー
時は昭和18年、折しも日本は太平洋戦争のまっ只中であった。
戦況は次第に悪化し、学徒出陣・学童疎開も始まった年である。
じろはったんは知的障害のある青年だが、
優しく純粋な心の持ち主で、いつも子供たちの人気者、
村の人々の暖かいまなざしの中で暮らしていた。
わら人形を的にした竹槍訓練では、人形がかわいそうとすがりついてとめ、
花束を供えるじろはったんであった。
のどかな但馬の春、
咲き乱れるレンゲ畑で子どもたちと楽しく遊ぶじろはったん。
おっ母のもらってきた『浦島太郎』の絵本を読んでもらい、
乙姫様に見入るじろはったん。
だが平和な時は続かずついに兄弟のような新やんにも赤紙(召集令状)が来る。
「わいも行く」というじろはったんを気づかいながら、出征していく新やんであった。
昭和19年、但馬の村にも神戸から疎開児童がやってきた。
和尚をはじめ村人たちは温かく迎える。
付き添いの石野先生はきれいで若く、
じろはったんには龍宮城の乙姫様のように思えるのであった。
じろはったんが新やんの夢を見てうなされてからひと月後、新やん戦死の知らせが来る。
南方へ行く途中、船が魚雷にあたり海に沈没したのだった。
昭和20年8月15日、日本は天皇の玉音放送をもって終戦を迎えた。石野先生と疎開の児童も神戸へ帰っていく。
石野先生から手紙をもらったじろはったんは字の練習をはじめ、やっと「しんやん」と書けるようになるが、手紙を出したのに新やんが戻ってこないとおっ母を困らせる。
おっ母は、新やんは海底の龍宮城へ行って戻ってこられんと話し、石野先生も一緒に海へ行くことにする。
新やんの誕生の記念に植えられたというお寺の泰山木の葉に「しんやん」と書いた紙をぬいつけ木の葉の舟をつくって海へ流すじろはったん。
「新やーん」とじろはったんの声は但馬の美しい海に響いていくのだった。
