フランスのマクロン大統領が、NATOのウクライナ派兵に言及して物議をよんでいるなが、ロシアが「核戦争の引き金になる」と脅しをかけてきた。3月6日ロイターが報じた。欧米は派兵の可能性を否定している。

 

 

こうした中、クリミアへの攻撃に関するドイツ軍当局者らの協議内容とされる38分のビデオ会議の音声記録がSNSに投稿され、ロシアによる盗聴疑惑が浮上。表向きにはNATOのウクライナ派兵を否定している欧米のウクライナ紛争直接関与を示唆した形だ。

 

筆者は、欧米ロシア間で激しい情報戦が展開されていると見る。差し迫った核戦争の危機はないと考える。広島、長崎の原爆投下が心理的防波堤になっている。

 

広島・長崎はいまや「どちらが悪かったのか」という主張を超えて、「絶対にやってはいけないこと」という世界的な認識の象徴となっている。そのメッセージを発信し続けられるのは日本だけだ。

 

そんな認識が普遍的なこんにち、核ミサイルを撃ち合えば人類が破滅することぐらい誰でもわかっているはずで、ロシアとてボタンを押すことはないだろう。

 

もちろん筆者には「人類はそれほど馬鹿ではないだろう」という希望と期待感がある。しかし、この世をサタンが破壊し、キリストが再臨して正しい者を天に上げるということが古代から言われており、起こらないとは限らない。