毎年4月18日は、花鎮祭(はなしずめのまつり)というのが開かれる。

 

 

奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)。

三輪山をご神体とする日本でもっとも古くからある神社のひとつ。

 

 

 

はじまりは、第10代崇神天皇のころというから、今から2000年以上前からつながってるんだよね。

 

大神神社は、三輪山自体がご神体なので、本殿がないんだよ。

 

 

三輪山には、登拝することができる。

 

登山じゃないよ、登拝ね。

 

あくまでも、お詣りなのでハイキング気分だと叱られる。

 

だって、神様の上を直接歩けるんだから、物凄いことだよね。

 

裸足で登っている人たちも、結構たくさんいたわ。

 

 

登拝入り口は、ここ。 これから先は撮影禁止です。

 

 

 

ここに祀られているのは、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)で、大国主命の和魂。

 

同じ境内に狭井(さい)神社というのがあって、ここには大国主命の荒魂が祀られている。

 

 

和魂と荒魂・・・伊勢の神宮にもあるけれど、これが古来からの日本人の宗教観なんだろうね。

 

唯一絶対の神、全知全能の神ではなくって、神様にも静かな時と荒れてるときがあるっていうのがいい感じだわ。

 

 

 

そして、鎮花祭。

 

春に花が飛散するのに合わせて、疫神が四方に分散して流行病を起こすという考え方があったようで、これを鎮めるためにこの時期のお祭りになったのだとか。

 

由来は、崇神天皇の御代に疫病が大流行して、人口の半分が亡くなった時、大物主大神が疫病を鎮められた。

 

病気退散のご神徳を仰いで鎮花祭が行われたというもので、疫病除けの祭典として永い由緒があるらしい。

 

 

今年も、開催されているのかなぁ・・・

 

よもや、新コロちゃんの影響で自粛とかいうことは、ないよね?!