こんばんわ。(^-^)/

中小企業と起業家を元気にする会計士税理士 太田悦雄です!



ローソン子会社の役員2名、チケット代金を不正流用 150億円被害!


あまりに金額が大きいので、ネット上でちょっと調べてみました。



今回も怒られそうな内容ですが(会計士協会から)、書いちゃいます。



ローソンの子会社と言っても、株式会社ローソンエンターメディア


というジャスダック上場会社でした。



不正流用の内容は、両社連名で、適時開示情報 として


東証に発表されています。


内容はこちらから どうぞ。



役員2名に関する名前や経歴は、有価証券報告書


記載されているので、見ることができます。


有価証券報告書を見るのは、EDINET からどうぞ。



主導した1人は、代表権のある専務で38歳、ローソン生え抜きです。


もうひとりは53才、財務担当役員、ダイエー出身の財務一筋のひと。



監査法人はトーマツです。厳しい監査で有名なはずの?



監査の目的は、不正をみつけることではありません


だから不正が発覚したからといって、監査がいいかげんだ、


とは,、すぐには言えないのです。



すべての間違いを発見することも目的ではないので、


取引をすべて精査することもしていません。



監査をしたら、その結果を「監査報告書」として、会社に提出します。


そのなかでは、次のような記載をするのです。


「財務諸表が・・・すべての重要な点において


適正に表示しているものと認める。」


重要な点だけ保証して、重要じゃない点は適正じゃない可能性も


あることを残しているのです。



で、今回の件。


不正流用は数年にわたっていますが、予想被害額は150億円。


すでに監査を終えている期の流用額を見ると


23億円です。



では、業績を見てみましょう。


21年2月期で、


営業収入(売上高)76億円、経常利益8億4千万円、


営業キャッシュフロー、プラス21億円


20年2月期は、


営業収入(売上高)69億円、経常利益6億9千万円、


営業キャッシュフロー、マイナス1億円



これって、重要 or 重要じゃない?



ニュースリリース によれば、


・専務が取締役へ、流用先の会社に肩代わりして


 直接仕入先会社へ支払うことを要請


・ 取締役が取締役会決議等を一切経ず仕入先会社へ

 

 2回(10/31、11/4)に分けて約23億円支払う


ということです。



仕入先の請求書のあて名は当然流用先の会社名に


なっているはずです。偽造してなければ。



また、取締役会決議を経ていないということは、


会社の内部統制を無視しているので、


監査上は、大きな問題とされるものです。



これでも監査で見つけられなかったのか?



監査は偽造などにはけっこう弱いのです。


相手先に直接確かめることは少ないので。


現実社会では、精密な偽造もけっこうあるのですねえ。



もちろん詳細な事情は、当事者にしか分からないので、


詳細な調査なしには、何事も断定はできません


監査の社会的信頼性を失うものではないことを祈ります。



それではまた、次回に!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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