昨日に引き続き、決算書です。


今日も、B/Sの流動資産の中身を見てみます。



流動資産の中身を3つに区分できることは、以前お話ししました。


そのときのお話は、ここから。


流動資産の中身って何?‐B/Sの「資産の部」って何だろう?(2)



今回は、最後の、その他流動資産のお話です。



流動資産のなかで、当座資産、棚卸資産でもないものが


「その他流動資産」と呼ばれます。



当座資産・棚卸資産を忘れてしまった人は、こちらから。


当座資産って何?‐B/Sの「資産の部」って何だろう?(3)


棚卸資産って何?‐B/Sの「資産の部」って何だろう?(4)



その他流動資産のうち、主なものには、


前渡金(まえわたしきん、ぜんときん)


未収入金(みしゅうにゅうきん)


前払費用(まえばらいひよう)


仮払金(かりばらいきん)


立替金(たてかえきん)


短期貸付金(たんきかしつけきん)


などがあります。



前渡金は、仕入をする場合に、先払いをしたものです。


実際に仕入れたら、仕入を計上します。



未収入金は、通常の営業以外から生じる債権です。


通常の営業から生じる債権は、売掛金でしたね。


普通は、そんなに多額にはならないですね。


多額の場合は、要注意です。理由を知りたいところです。



前払費用は、利息や家賃などを先払いしたものです。


支払い対象の月が来たら、「支払利息」や「地代家賃」


として、費用計上されます。



仮払金は、従業員に支払う交通費などの仮り払いですね。


いまだ、正式な科目が決まっていない状態です。


そんなに大きな金額にはならないはずですね。


これも、多額な場合は要注意です。



立替金は、取引先や従業員の代わりに立て替えているものです。


いずれは、返してもらうことになります。


これも普通は多額にはならないと思います。


㈱ユニクロのB/Sでは、結構多額な金額が計上されています。


取引先への立替金であれば、どうしてこんなに多額になるのか


知りたいところだと思います。



B/Sでは、より現金に近いものが上から順番に並んでいることを


お話していますよね。


その他流動資産は、一般的に


現金化が最も遅い、と考えられます。だから一番下です。

本物のB/Sは、㈱ユニクロの貸借対照表 を参考に見てください。


その他流動資産の中でも重要でない科目は、


「その他」として、まとめて記載しても構わないことになっています。



また下図は、トヨタ自動車の平成20年3月期の流動資産の部です。


単位は百万円です。以前お話ししたEDINET から見れます。


見かたは、こちら から。


社長に役立つ会計・税務って何?         経営・税金・起業 会計士・税理士         太田悦雄のブログ-トヨタ




それでは、また次回に。


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