前回から、B/Sの流動資産の中身を見てきました。


流動資産の中身も3つに区分できるところまで、お話ししました。


前回のお話は、ここから。


流動資産の中身って何?‐B/Sの「資産の部」って何だろう?(2)



今回は、その中の一つ、当座資産のお話です。


当座資産は、流動資産の中でも、もっとも早く現金化しやすい資産を言います。



当座資産の中身は、次のものです。


現金・預金


受取手形(うけとりてがた)


売掛金(うりかけきん)


有価証券



前回、当座資産を考えていただきましたが、当たりましたか?



「現金・預金」は、皆さんがご存じの通りです。


現金は、現金そのもの小切手のこと、


預金は、行預金郵便貯金のことです。



「受取手形」とは、受け取った手形のことで、


手形とは「いつ、どこの銀行で、いくら支払うか


が書かれた証書です。


得意先から、販売代金お金でもらう代わりに手形で受け取って、


受け取った人は、支払い期日に銀行に持って行って、


手形に書かれた金額を受け取ることができます。



「売掛金」とは、いわゆる「かけ」で払うとか「」で払うとか言われるもので、


販売代金をすぐには、もらわずに、約束した期日まで待ってあげているものです。


請求書を出してから、入金されるまでは、売掛金となります。


受取手形と売掛金は、合わせて「売上債権(うりあげさいけん)」と呼ばれます。



「有価証券」は、短期で売買する目的の株式債券のことですが、


中小企業では、流動資産に計上される有価証券は、


あまりないかと思われます。


上場している株式は、市場で取引すれば、現金化が早いので


当座資産になります。



当座資産は、短期の支払い手段として使えるので、


一般的には、多いほうがよいとされます。


本物の当座資産は、㈱ユニクロの貸借対照表 を参考に見てください。


次回は、棚卸資産のお話をしたいと思います。


それでは、また次回に。


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