平成31年4月10日(水)
第10回👏
みなさん、こんばんは!
昨日に続いてお金の話から!
新1万円札の渋沢栄一氏について。
前職時代に
ある上場企業の人事部長から
渋沢氏が書いた
「論語と算盤」
を読んでからうちの会社に提案に来い!
となかば怒られながら言われて
読んだ記憶がよみがえってきました。
その当時
※といっても10年ほど前の話ですが
世の中は
グローバル時代の到来だ!
新自由主義が世界を救う!
と合理性が称賛されて
私が関わっていた企業にも
成果主義をどんどん
導入していった時期でした。
渋沢氏はこの本の中では
論語から
人格形成を学び
資本主義の
利益主義一辺倒にならず
バランスを取ることが
重要である
と語っています。
読んだ当時は
このような考え方で
日本の近代産業の
基盤を作ったのか!
自分がやっている仕事も
こうでありたい!
と強く思ったほどの
衝撃を受けました。
なぜなら個人的に
論語は好きな書物の
ひとつであり
高校生の頃から
漢文で読んだり
していたからです。
ただしその頃は
論語が江戸時代から
寺子屋で
教えられていたことは
既に知っていましたが
道徳の教科書として
使っていたんだろうな
程度にしか
思っていなかったのです。
だからこそ
その書物が
近代経済に大きな影響を
与えていたことに
とても驚いたからです。
良い意味で
今までの思い込みを
ひっくり返される
期待を裏切られた
ことだと思いました!
今回は
中古住宅を買って
期待を裏切られた話として
5.期待してた環境と違った!
をお伝えします!
家を買う時には
誰もが何かを期待します。
逆に何も期待しない人も
いるでしょうが
ほとんどの方が
今までと異なる変化に
心がワクワクすると思います。
でも実際に住んでみると
そのワクワク感が
冷めていくと同時に
期待していたことが
実現できていないと
感じはじめて
不満に変化する方が
少ないながら
いるようです。
そこの
期待値調整も
わたしたち不動産業者の
大切な仕事だと思っています。
なぜなら
人が行う買い物の
ほとんどは
期待値に
お金を払ってしまう
からなんです!
一部
試用期間がある商品や
サービスは別として
どの商品やサービスも
実際に使ったり
消費したりするのは
お金を払った後
ですよね。
その最たるものは
新築の分譲マンションや
注文住宅です。
完成もしていないのに
何千万円もする家の
売買契約書や請負契約書に
ハンコを押して
買ってしまうんですよね。
厳密には
クーリングオフや
解約もできるのですが
それは少数です。
これらの行動は
期待値以外に裏付ける動機が
ありませんよね。
これは実を言うと
モノやサービスは
期待値をあおると売れる!
ってことの証明なんです。
じゃあ
ものの良し悪し
は関係ないじゃん!
って声が聞こえてきますが
その通りです!
商品やサービスの
質の良し悪しは
その商品やブランド
お店などで
買い続けるか?
という行動には
必要なんだけど
はじめて
モノやサービスを
買ってもらう時には
実際に質は良くなくても
きっと質は良いに違いない!
と思ってもらうだけで
売れてしまうんです。
世の中にいる
詐欺師の方々は
この良いと思ってもらう
技術が長けているんです。
私は詐欺師ではないので
良いものは良いと言うし
悪いものもなるべく
悪いと伝えるようにしていますが
期待値が上がりすぎると
悪いものを見ないようにする
心理が働くので
そこは調整しないと
後から苦情に
繋がったりするんですね。
なのでここで言う
期待していた環境とちがった!
なんて声が出るということは
原因は何にせよ
過剰に期待し過ぎて
現実をちゃんと
見れていなかったことに
よって起こっているんです。
期待値だけで
モノやサービスが
売れるのは
真実で驚きますが
必ず期待値を調整しないと
あとで大変な思いをするって
ことですね。
んじゃあ!