春ですね!・・・と思っていたら東海・近畿地方はもう梅雨入りだとか
最近引っ越しをした私は家の片付けと仕事でヨタヨタです!
要領が悪いのでしょうか、大量にある本やDVDやCD
がまだ山のようにリビングに積まれている生活を送っております。
少しは整理しなくては!今まで押入れの奥に押し込んでいたDVDも仕分けが面倒でとりあえず新居に持ってきてしまいました。1/3・・・いやせめて半分にしなくては、と思いまずはもう一度鑑賞して手元に残すかあるいはBOOK OFF行きかの選定を、
という一番時間のかかる手段を私らしく選択。
今週末、適当に選んだ作品は
‘Mr.Wonderful’(邦題「最高の恋人」1995年・米)です。
こうやってノロノロDVD全て観ていたら
ワタシお婆さんになっちゃうじゃないの~!!!
という訳で映画のハナシ。
マット・ディロン扮するガスは可愛いGFのリタ(M・.L・.パーカー)がいながら、前妻リー(アナベラ・シオラ)への離婚慰謝料の支払いが苦しくパッとしない日々を送っています。
リーが慰謝料請求を諦めるには彼女に新しい恋人が出来ればいいのでは?と姑息な事を考えたガスが再びリーの状況を知るべく彼女の周りをうろちょろするうちに自分でも気付かなかったリーへの気持ちに向き合ってゆく・・・という(よくある)お話。
軽い内容なのですがウィリアムハートなんかも出ていて、シメるところはきちっとシメています。何といっても監督はアンソニー・ミンゲラですからね^^
ガスの気持ちがつかみきれないGFのリタ。イタリア系アメリカ人3人をめぐるこの物語の中で貧乏くじを引いた彼女の気持ちは母親たちと台所でニョッキを作りながら悩みを打ち明けるシーンで涙となってあらわれます。
そこで、酸いも甘いも知り尽くしたイタリアのマンマが涙ぐむ娘の肩を抱いてこう一言。
‘There are three sides to every story,his,hers and the truth’
「全ての物事に3つの面がある。彼の言い分、彼女の言い分、そして真実よ。」
人生、‘一体何故なの?!’という納得いかない事象になんと多く遭遇する事でしょう。
時々‘The Truth‘が存在することを忘れてしまうのが人間ですね。これがなかなか苦しいのですね。
黒か白じゃない、INかOUTではない、そして多数派VS少数派でもなく、
真実というものが別に存在する。
それは時に私達を楽にしてくれる事実です。
そうだ、そうなのだ、全て2面ではなく3面なのであるなぁ、と
とっ散らかったリビングで一人深く頷くワタシでありました。
当時、映画館で長年愛したマットに会う以外でもポイントの高かった作品だからこそ
TSUTAYAの’どれでも1000円’ワゴンで買い求めたはずのこのDVD。
久しぶりの鑑賞にも耐えうる内容でした。
え、中学生の時にマットにファンレターを書いたかって?
ハイ、それは‘truth’です!’アウトサイダー‘で私を見つめた
あの目とまゆ毛の境が分からないえぐれた深いまなざしは
当時まだ持っていた私のピュアなハートをもえぐったのでした。。。
辞書を何回も引いて、マットが好きそうな(?)便箋を選んで
とっておきのシールを貼って出したんです。怖い。
てなわけで我が家では『捨てない方』に仕分けされたMr.Wonderful.
オススメですよ
部屋がなかなか片付かない我が家なのでした。
かっけ~!
邦題はイマイチですが若かりし頃、映画館で見て良かったのでTSUTAYAの