ちょっとひねった問題ですが、理屈が分かればなんとかなります。
問題
2種類の食塩水A,Bがそれぞれ700g,420gあります。食塩水AとBの濃さの比は4:7です。
(ア) 食塩水Bに何gの水を加えれば,食塩水Bの濃さは食塩水Aの濃さと等しくなりますか。
食塩水Aに食塩を20g加えてよく混ぜると,食塩水Aの濃さはもとの食塩水Bの濃さと等しくなりました。
(イ) もとの食塩水Bの濃さを求めなさい。
解説
食塩水AとBの量の比は5:3で、濃度の比は4:7なので、食塩の量の比は5×4:3×7=20:21とわかります。
このとき、A、Bが同じ濃度であるためには、食塩の比と量の比が同じになればよいので、食塩水Bに水を700×21/20=735gになるまで加えればよいので、求める量は735-420=315gとわかります。
(ア) 315g
Aに食塩を20g加えることで、AとBの食塩の量の比が量の比と同じになります。
このとき、量の比は700+20:420=12:7になり、食塩の量の比も20+20g:21=12:7になるとわかります。12:7=36:21なので、このとき、比の16が20gにあたり、Bにはもともと20×21/16=26.25gの食塩が含まれていたとわかります。
このとき、Bは26.25÷420×100=6.25%の濃度であったことが分かります。
(イ) 6.25%