規則性 その6(灘中 2003・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

似たような問題を開成で見たことがあります。

 

問題

買い物をするときにかかる消費税は売り値の5%で,1円未満は切り捨てる。例えば,売り値が219円のものを買うと10円の消費税がかかり,229円支払う。売り値が220円のときは231円支払う。したがって230円は消費税込みの金額は現れない。消費税込みの金額に現れないもののうち1000円に最も近いものは□円である。

 

 

解説

消費税は20円ごとに1円増えます。

そうすると、20円で21円、つまり1円の消費税になり、40円で42円、つまり2円の消費税になり、60円で63円、つまり3円の消費税になります。

すなわち、境目となる20円、41円、62円が税込み金額で現れない金額になります。

そうすると、(1000-20)÷21=46.6…となり、20+46×21=986円、20+47×21=1007円が1000円前後の金額となります。

よって、求める答えは1007円です。

1007円