低学年の勉強で肝心なのは、実は学習内容ではありません。
帰国子女あるあるですが、低学年での滞在中は流暢に英語ないし現地語が話せた子が、帰国から2、3年もすると全く話せなくなることはよくあります。
それくらい、低学年での学習記憶は脆く危ういもので、身につくのは平叙反復するような内容しかありません。
なので、私は低学年期にがんがん先取り問題をこなしていくことやがんがん習い事をすることは無意味で、そんな無意味なことで時間がなくなって、低学年のときに経験してほしい様々なこととバーターにするにはあまりに惜しいものと思います。
実際、小1から本格的に勉強が始まる塾でも、小6の上位層は大概小4スタート生です。低学年のうちは学年相応な読書や算数遊びのようなものをしているような子が、低学年から先取り進めている子を凌駕していきます。
では、低学年のうちにすべきことは何か?
それは、無理のない勉強を組み込んだ生活リズム作りと、いろいろなものを見た経験つくりです。
学習系のことだけに偏らず、様々なものを見ることが、実は勉強に効いてきます。