変わり種仕事算(ラ・サール中 2013) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

本日は、少し変わった仕事算を扱います。

内容はやはり仕事算なのですが、変わった聞き方がされています。難関校らしい一題です。

 

問題

ある仕事をするのに,Aグループa人の生徒が60分働いて全体の1/2を終え,続いてBグループb人の生徒が24分働いて全体の1/7を終え,残りをA,Bグループの全員の48人で働いたので,残りはc分で仕上げられました。生徒1人当たりの1分間の仕事の量は等しいものとして,次の問いに答えなさい。

 

① a:bを最もかんたんな整数の比で表しなさい。

 

② cの値を求めなさい。

 

 

解説

全体の仕事量を14とします。

すると、Aグループは7の仕事を60分、Bグループは2の仕事を24分で仕上げます。

ここで、両グループとも、60と24の最小公倍数である120分働いたとすると、Aグループは7×2=14、Bグループは2×5=10の仕事を行うことになります。

よって、a:b=14:10=7:5とわかります。

① 7:5

Aのグループについて考えると、48÷(7+5)×7=28人で、7の仕事を60分で行うことになります。すると、48人では60分で7÷28×48=12の仕事ができることが分かります。

この問題では48人で14-(7+2)=5の仕事を行いますので、60÷12×5=25分で行うことができます。

② 25分